川崎市社会福祉協議会 東日本大震災復興支援事業 復興支援ボランティアバス 実施報告

 本会では、12月12日から14日までの3日間、川崎市内でサロン活動や被災地において復興支援活動を行っている市民、団体の方を対象とした川崎市社会福祉協議会 東日本大震災復興支援事業「復興支援ボランティアバス」を実施しました。
 今回は災害時に復興支援に向け必要となる復興支援ボランティアの養成も目的に、被災地で復旧、復興に携わっている社会福祉協議会スタッフをはじめ、ボランティアや支援者、そして被災された住民の方との交流を通じ、災害発生時から復興過程に発生してきた様々な生活課題やニーズの変遷、またそれに対し行ってきた被災地での活動、手法について学びました。

1 参加者:32名

内訳
(1)復興支援活動者:12名
 (川崎市社協主催各ボランティアバス参加者、東日本大震災復興支援・豪雪等ボランティア活動者)
(2)傾聴ボランティア:7名
(3)障害者支援活動者:7名(視覚障害者支援活動)
(4)地域福祉活動者:6名
 (区ボランティアセンター運営委員、民生委員、保護司、サロン活動者、ボランティア活動者他)

2 事前説明会

(1)実施日 12月3日(水)18:30~20:00
(2)場 所 川崎市総合福祉センター研修室AB

3 現地活動

(1)実施日 12月12日(金)~14日(日)
(2)場 所 岩手県釜石市

4 現地活動報告

(1)初日
①出発式、出発
8:15 東京駅地下1階(ビュースクエア待ち合わせ場所)に集合し、出発式。
川崎市社協三浦常務理事・
川崎市役所高階地域福祉課長
より激励の挨拶を頂きました。


参加者代表挨拶

参加者全員で集合写真

②研修(テーマ「災害ボランティアセンターの役割と外部支援団体との協働について」)
到着後、釜石市中妻町にある「防災コミュニティーセンター」にて研修を行いました。
【内容】発災時からの各組織での動きや発生した生活課題。災害ボランティアセンターの役割と、ボランティアやNPO、地域の方などと協働で運営する事の重要性と反省点。そして、センター設置に向けての日頃の備えや取り組みについて
釜石市民生児童委員副会長
「千葉淳氏」(遺体~明日への十日間~主人公のモデル)
釜石市社協前常務理事事務局長
矢浦氏(発災時、災害ボラセンセンター長として従事)

釜石市青年会議所前理事長
柏舘氏(発災直後より災害ボラセンに関わっていた)

カリタス釜石副理事長 伊瀬氏
発災直後より、災害ボラセンと協働しボランティア活動を行う


参加者からも多くの質問が出ました。
最後は全員で記念の集合写真

②交流・情報交換会
(テーマ「災害時、私たちができること」)
夕食後、参加者同士の交流も含め、グループワークを行いました
【内容】災害発生から時間の経過とともに私たちの生活にはどのような課題が生じるのか。また地域住民として、ボランティアとしてどのような事ができるのかを考える
4グループに分かれ意見交換をし、最後は全体でシェアリングを行いました。
ここで出た内容を釜石市社協の関係者にお伝えし、3日目にご意見を頂くこととしました。

(2)2日目
①ボランティア活動
釜石市野田町にある仮設住宅の清掃活動と炊き出し活動を行いました。
清掃活動はボランティア活動を通じて、仮設住宅にお住まいの方との交流を図り、炊き出し活動は地域でサロン活動をおこなってる地域の方との協働で行いました。
隣接している2箇所の仮設団地に分かれ清掃活動。参加された方は活動を通じてお住まいの方と交流をする中で、現状と、生活課題等を実際に感じていました。

地域の方と協働で、釜石市の郷土料理「鱈汁」を作りました。地域の方は「してもらうだけ」でなく、「ボランティアの方と一緒に支援活動ができる」のは嬉しいと話されていました。

2箇所の仮設住宅にお住まいの方の交流を目的とした会食会を、地元自治会、川崎市復興支援ボランティアとの共催で開催。炊出し班の作った鱈汁を食べ、食後は輪投げ大会を行いました。
美味しいものを食べ、ゲームで盛上がり、企業から頂いた景品をもらい、会食会の最後は全員で「星影のワルツ」を合唱するなどし、皆さん大変喜んでいました。

②交流会
釜石市社協関係者、釜石市で活動している各支援団体やボランティアの方との交流会。
会食を通じて、情報交換や交流を図りました
釜石市社協関係者は事務局長をはじめ、15名もの方が参加してくださいました。
食事をしながら交流や情報交換を行い、ボランティア活動を行うだけでは聞けないお話しをするなど有意義な時間を過ごしていました。

(3)3日目
①研修(テーマ「発災時からフェーズ毎の課題、ニーズの変遷について」)
【内容】東日本大震災を振り返り、発災後からボランティアニーズはどのように変わっていったか。生活課題はどのように変化していったかを、災害ボランティアセンターにおいて第一線で関わってきた職員にお話を伺う。
そしてこれらを踏まえ、発災したら自分に何ができるか、何をしなければいけないか等をグループに分かれ話し合いました。
釜石市社協地域福祉課長菊池亮氏
{発災時から現在まで災害ボラセン(生活ご安心センター)センター長代理として従事}

グループワークの様子
これまでの学びも含め、地元で発災した際、何ができるのかを真剣に考え話し合いました。
参加者の災害、防災への意識がとても高く、最後は質問も出るなど、活発な意見交換がされておりました。

皆様、お疲れ様でした

page top